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大人ゲーマーにおすすめしたい

普通の美少女攻略ゲームに飽きた人におすすめ

「Life Is Strange(ライフ・イズ・ストレンジ)」はフランスのゲームスタジオであるDONTNODが開発をしたアドベンチャーゲームです。
リリースされたときから世界的に良作ゲームとして大評判になっていたところ、2016年3月から日本でもスクエア・エニックスが日本版をリリースするに至りました。

ゲームの舞台になっているのは米国のオレゴン州にあるとある田舎町で、そこで平凡な暮らしを送っている女子学生マックスの生活が描かれます。

ただしこの主人公のマックスには時間を巻き戻すことができるという特殊能力を備えており、比較的近い時間軸の出来事なら巻き戻しをして選択をやりなおせます。

しかし既に遠く過ぎてしまった過去の選択はやり直すことができないというところがネックとなり、ゲームではこの「近い過去の選択を変えても、ずっと以前にしてしまった選択からの間違いは取り消すことができない」ということがテーマになっています。

一見普通の日常系アドベンチャーゲームのようでいて、ゲームを進めていくことにより人生の哲学的な意味まで考えさせてくれるというかなり深い内容として作りこまれています。

時間を戻せる機能をどう使うかがポイント

選択肢によって次の展開が変わるという形式のアドベンチャーは日本でも以前から人気ジャンルとなっており、大ヒット美少女ゲームである「ときめきメモリアル」や、サウンドノベルとして一世を風靡した「かまいたちの夜」といったものもこれに近い分野となります。

しかしこの「Life Is Strange」の最大の特徴は近い過去のことならやり直しをしながらゲームをしていくことができるということで、本来この手のゲームではインチキとなる手段を合法的に行うことができるというところがポイントになります。

ゲームでは主人公のマックスは時間を巻き戻すことはできつつも、自分自身の記憶は戻す前のものも持ったままにできるので、前回してしまった選択をどう取り返していくかというところで選択肢が広がります。

物語ではまずマックスは5年ぶりに再会したクロエとともに過去に失踪したとされるレイチェル・アンバーの事件を追っていきます。
マックスは全寮制の高校で生活を送っており、そこで出会う友人や学校内外の人たちと交流をしていきます。

ゲーム内の時間は全部で5日間となっていて、1日毎を1章としてその日に起こることを積み重ねていくことで最終的な結論に至ります。
時間が進んでいくにつれ、その時には最良と思えたはずの選択があとになってよくない結果を招いていることがわかるようになり、そこでどう取り返していくかというところにスリルがあります。

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