インフルやら花粉症やら…
季節を感じる感染症
季節の変わり目は、何かと体調を崩しやすいものですよね。
やはり暑い毎日から急に肌寒くなったりその逆だったりすると、体温調節や自律神経、そして免疫などにも影響が出てきます。
そのせいか、やはり感染症やアレルギー症状に悩まされる人も増えるんです。
インフルエンザや風邪なんかは特に季節を感じることができる感染症の一つ。
やはり寒い季節に大流行するのですが、その原因はやはり乾燥した空気でしょう。
風邪と混同されることの多いインフルエンザですが、実ははっきり違うのです。
風邪というのは喉が痛くなったり、鼻水で苦しくなったり咳き込んだりすることで呼吸器が炎症をおこすもの。
もちろん、この他にも胃腸にきたり、発熱が出たりすることだってあります。
インフルエンザというのは、このインフルエンザというウイルスに感染するれっきとした感染症です。
風邪と比較すると、症状が重たいのが特徴的。
潜伏期間が大体1〜3日間ぐらいある場合もあり、そのあとには身体が筋肉痛になるような痛みと高熱を出すのが主です。
長くて1週間ほど続くのですが、そのあとは回復していきます。
しかし、インフルエンザは非常に強い感染力があるので一気に広がってしまうんです。
寒くなってきたな、と思ったらマスクして手洗いして、と自分で防がないといけないですね。
アレルギーに対処する
風邪やインフルエンザと同じように、季節を感じるのが花粉症です。
花粉症に悩まされる人は現在とっても多く、調剤薬局を訪れる人の中でも抗ヒスタミン剤を多く出す時期になると、春なんだな、何て思ったりします。
花粉症は、鼻水や鼻づまり、そしてくしゃみなどが主な症状ですが他にも喉にまで症状が出たり目やその周辺が痒くなるなど、とても辛いものも。
花粉症はもちろんスギ花粉などの花粉が原因で、その他にもヨモギやブタクサ、ヒノキやイネ、など様々な植物から引き起こされるのです。
さらに花粉症に悩む人は毎年増加してきています。
スギ花粉に悩んでいる人の割合は、1998年と2008年と比較してみるとなんと1.6倍に増加しているんですよ。
くしゃみや鼻水、そして鼻づまりといった症状は、息苦しいですし、頭がぼーっとしたりするので仕事や日常生活に大きな影響を与えます。
あまりよく眠れなくなるので毎日疲れが取れずずっと不調のまま、という人も多いはず。
季節柄、やはり多くの人が花粉症で来られますが、皆さんやはり辛そうです。
市販の鼻炎薬では眠くなりすぎてしまうなどということも多いので、気になる人はきちんと耳鼻咽喉科で診察してもらうといいですよ。
インフルエンザも花粉症も、自分なりにしっかり対処して過ごしたいものですよね。
季節を感じるこれらの症状は、僕たちにとってもきちんと考えないといけない症状でもあるのです。